六大将軍という、軍のトップになった今でも「渇いている」と言われている桓騎。
なぜ桓騎はそんなに渇いているのでしょうか?
そもそも桓騎の渇きの正体とは何なのでしょうか?
本記事では、桓騎の渇きの正体を探ると共に、
その正体がいつ・どのようにして明らかになるかを考察していきます!
キングダム:桓騎(かんき)はどんな人物?
桓騎は秦の新六大将軍の一人です!
そして元野盗団の頭首!
どのようにして野盗から将軍へと転身したのかは不明…。
その出生や生い立ちを知る者はいません。
桓騎は非情に残忍な性格で列国に知られています。
黒羊丘の戦いでの「人間アーチ」や、影丘攻めでの「投降兵10万人斬首」など、
勝つためなら何でもする人間です。
中華統一を志す秦王嬴政から、虐殺をしないよう釘を刺されています。
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キングダム:尾平(びへい)の言う桓騎(かんき)軍の渇きとは?
第44巻 第480話『尾平と飛信隊』より
黒羊丘の戦いで、飛信隊の尾平は一時的に桓騎軍に入って戦っていました。
桓騎軍入った尾平は、桓騎軍と飛信隊の違いに気付きます。
それは
- 桓騎軍は心が渇いている→略奪・凌辱をする
- 飛信隊は心が潤っている→略奪・凌辱をする必要がない
ということでした。
飛信隊の心が潤っているのは、
飛信隊のメンバーが「信の天下の大将軍になる」という夢を一緒に見ているから。
つまり、「夢」や「希望」を持って生きているから心が潤っているということです!
既に心が潤いっているから、略奪・凌辱をする必要がないのです。
裏を返すと、桓騎軍は「夢」や「希望」を持っておらず、
心が渇いているから、その渇きを癒すために略奪・凌辱を行っているということになりますね。
(尾平の記事はこちらから→キングダム:尾平(びへい)の泣ける感動名場面を紹介!何巻で見れる?)
キングダム:雷土(らいど)の言う桓騎(かんき)の渇きとは?
第62巻 第676話『渇きの理由』より
元野盗の雷土は、今や六大将軍である桓騎軍の幹部。
趙の貴族が飲むような美味しい酒が飲める程の身分になりました。
しかし雷土曰く、貴族が飲む酒は確かに美味しいのですが、
それよりも、野盗時代に桓騎の下に集まって暴れ出した頃に奪って手に入れた安い酒の方が上手かったと言うのです。
つまり、どんなに美味しい酒でも「渇いていない」から染みないということ。
野盗時代は何も持っていなかった雷土ですが、今はたくさんのものを手に入れました。
昔は渇いていた雷土も、今は満たされてきているということです。
しかし、六大将軍となった桓騎は、野盗時代と変わらないどころか、前にも増して渇いていると雷土は言います。
桓騎の渇きは、多くのものを手に入れたところで癒えるようなものではないということが、ここからわかりますね。
(雷土の記事はこちらから→キングダム:雷土(らいど)が拷問を受け死亡!?なぜ死んだのか徹底解説!)
キングダム:桓騎(かんき)の渇きの正体とは!?
渇きの原因は?
尾平や雷土の話をまとめると、「渇き」の原因は、
- 夢や希望を持っていないこと
- 心が満たされていないこと
- 飢えていること
と言えるのではないでしょうか?
桓騎が渇いているということは
桓騎には夢や希望がなく、不満を抱えて、飢えているということになりますね。
桓騎の渇きと怒りについて
以前、桓騎軍の古株”砂鬼”が「桓騎の根にあるのは岩をも溶かす程の怒りだ」と語っているシーンがありました。
https://twitter.com/Mars__Houkei/status/1428600903955718151怒りでできているような人間が夢や希望を持っているとは思えませんし、
不満や飢えているからこそ、怒っているのでしょう…。
桓騎の渇きの正体は、この「怒り」と直結していそうですね。
砂鬼は、桓騎の怒りは全てに対して向けられていると言っていました。
きっと桓騎は秦軍に立ち向かってくる敵軍にも、
戦争を無くすために中華統一を掲げている秦王嬴政にも、
そして自分自身にも怒っているのではないでしょうか?
自分を含めた全ての立場の人間に腹を立てているため、怒りに終わりがありません。
それが六大将軍になっても渇き続けている理由だと思います。
桓騎の抱えている怒りとは?
桓騎が抱えている怒りには「虐殺」が関連していると思います。
桓騎には「家族を虐殺された」という過去があるのではないでしょうか?
家族が虐殺された中、桓騎だけが生き残ることができたのは、
桓騎が家族を見捨てて逃げ出したからか、
自分だけ奇跡的に見つからなかったからでしょうか…?
だとすると、家族を虐殺した人間に怒っているのは当然のこと、
自分だけ助かったことにも桓騎は怒っているでしょう…。
全てに対して怒っている桓騎は、
もしかすると虐殺される状況を生み出した家族に対しても怒っているかもしれません。
キングダム:桓騎の渇きの正体はいつ・どのようにして明らかになる?
桓騎の渇きの正体は、桓騎が死ぬときに明らかになるでしょう。
史実では、肥下の戦いで李牧に敗れて戦死するということになっているので、その時に渇きの正体がわかると思います。
どのようにして明かされるかですが…
「桓騎が死後の世界で雷土と扈輒と酒を飲みながら話す」というシーンが描かれ、
そこで渇きや怒りの正体がわかるのではないかと考察します。
この考察には、根拠となるセリフがあります。
それは扈輒が自害するときに言った、
「まァいい。先に逝って雷土と酒でも飲んで待つぞ。桓騎。」
というセリフです。
先に逝った雷土と扈輒が、酒を飲みながら桓騎を待っており、
酔っぱらった2人が桓騎に「渇きの理由」を聞くというシーンが描かれることで
- 桓騎の「渇き」「怒り」の正体
- 扈輒が桓騎と自分は似ていると言った理由
- 扈輒が経験した痛みの底
- 雷土が死ぬ前に気付いた桓騎のこと
など様々な伏線や謎が一気に回収されるのではないでしょうか!?
(扈輒の記事はこちらから→キングダム:扈輒(こちょう)が経験した痛みの底とは!?顔に埋め込まれた装飾の意味は何?)
キングダム:桓騎(かんき)の渇きの正体とは?いつ・どのようにして明らかになる!?まとめ
扈輒は自害する前に、自分と桓騎は似ていると言っていました。
そんな扈輒に渇きの正体や怒りの理由を話すことで、
桓騎の渇きと怒りが少しでも浄化されればいいなと思います。
死ぬ前に「もう一回だけお頭としゃべりたかったな」と心の中で思いながら殺されてしまった雷土のためにも、
雷土と桓騎が酒を飲んで話すシーンが描かれて欲しいなと思います。
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