キングダムでは、軍総司令として秦の中華統一を目指している晶平君。嬴政の下で、軍略を練る軍師として活躍しています。しかし、それ以外の生い立ち含むストーリーで、詳しく描かれている場面はありません。
隠れた首謀者の呂不韋が起こした反乱の際、自ら出陣し、とてつもなく強い将軍級の姿が描かれています。
ただ、どうして軍総司令として軍略に長けている文官が、武も兼ね備えているのでしょうか。史実上、実在する人物で、武力に長けたという記述があったのでしょうか。
また、敵国の宰相・李牧との軍略勝負に勝つ事が出来るのでしょうか。このあたりを考察していきたいと思います。
まずは、キングダムにおいての晶平君というキャラクターをみていきます。
今週のアニメキングダム
— SEAMEN@PGfam 釣ってみっどTV (@GROOVE5112) September 14, 2022
晶平君がかっこよすぎて震えた笑
キングダムまじで面白い笑 pic.twitter.com/7RMJZi8f05
キングダムにおける晶平君のキャラクターは?
初めてキングダムに登場するのは、第9巻です。嬴政の実弟・成矯が反乱を起こし、それを信達が鎮圧した後、朝廷の実権を握っていた呂不韋陣営の中にいました。その時すでに、軍の総司令として、権力を持っていました。
その頃の登場場面から、イケメン感を醸し出していましたね。口数が少なく、寡黙であり物事を冷静に捉え、先賢の目を持ち、常に考え事をしている、二枚目のキャラクターでした。 また、青年という風貌でかなり若いように感じました。
晶平君と蒙武は、幼い頃に一戦交えた事があり、晶文君は蒙武に勝った事があると、キングダム内では伝えられています。晶平君は、秦の身分の位の中では、高い方であるようなので武を習う環境であったのかと推測されますね。
朝廷では、それまでの功績がみとめられ、晶文君と並び、丞相となっています。
晶平君は、本気で中華を統一しようとする嬴政が、力を発揮し出し、信頼するに値する秦王になってきたと感じると、呂不韋から決別し秦王嬴政の側につきます。
嬴政が呂不韋を倒した後も、秦における軍職ナンバー1として戦略を練り上げ、他国を倒しています。
その他にも、秦国にある軍師学校の教師としての一面があり、飛信隊の軍師になった河了貂もその学校で学んでいました。よって、軍師としてはかなりの実力であるようです。
晶平君は実在していたのか?
史実には、生誕:紀元前271年~紀元前223年没とあります。という事は、48歳で亡くなったとなりますね。
最期は、王翦と蒙武に敗れ、戦死と記されています。これは、実在したという事でしょう。
また、キングダムの中では、言及や明記されていませんが、左丞相の元武官である晶文君は、晶平君の叔父であるそうです。
それに加え、嬴政とは、遠い血縁関係があるようです。嬴政の曾祖父が晶平君の父親と、明記されています。
文武両道のキャラクターとして絶対的地位にいますが、史実上は武の部分の明記は残っていないようです。武が強くなる理由などの記載もみられません。
ただ、反乱の鎮圧や国を滅ぼすという言い方をされていますので、武力でというようにも捉えられますね。
趙国を滅ぼす為、李牧にどうやって勝つのか?
現在、中華統一の為、まずは趙国を攻めている秦国ですが、趙国には李牧がいます。全中華が恐れる李牧を相手に、どのようにして晶平君は趙国を滅ぼしていくのでしょうか。
晶平君の強みは、戦場に出て自ら戦うという経験をしている事にあると思います。その経験が、軍略を練るにも視野が広くなり、勝率を上げていると思われます。
ですが、それは李牧も同じようです。
キングダムでは、李牧が戦場に出ているところは描かれていないですが、登場時点で最強の武人とうたわれています。という事は、晶平君と李牧は、これまでの経歴にさほど違いがありません。
そうすると、最後は両者が戦場に出てきて相対すのでしょうか。そんな場面が描かれれば、とても面白くなりそうです。
戦国時代のほとんどは、最後に相手の将が倒れて、その戦争が終わると思いますが、晶平君と李牧が、万が一対決する事になれば、どちらかが戦死するという事になります。
素直に、武力対決をしたら、どちらが強いが知りたい気持ちもありますが…。
キングダムにおける重要キャラクターのどちらかが、いなくなってしまうことについては、ファンとしては残念です。
あと考えられるのは、秦国が趙国に勝った場合に、李牧が晶平君に協力し、その後の中華統一の手助けをしていくという素敵なストーリーも考えられますよね。 どちらにしても、近々秦国VS趙国の結果が描かれると思いますので、楽しみにしたいです。
秦国の軍総司令・晶平君の素顔とは??? まとめ
軍師としては、優秀。将軍としても最強。キャラクターとしても、とても魅力的です。
キングダムファンの中でも、晶平君が好きな人は多いでしょう。
唯一、晶平君が武力を表している第39巻では、戦乱の中に入っていき、軍略を立てながら、自ら敵将をうつという、とてもとてもかっこいい姿が描かれています。
現在公開済みの映画「キングダム」で晶平君を演じているのは、玉木 宏さんです。
キャスティングがピッタリですね。
今後、晶平君がメインになるストーリーが描かれる事を期待したいと思います。
また、晶平君VS李牧の結果が、どう描かれるのかとても楽しみです。