陽端和は、史実上男性だった?なぜキングダムでは女性になったのか?今後の人生は?
現在、秦の六大将軍として趙国への侵攻に参加している陽端和と山界の戦士達。その後の、秦の始皇帝のモデルとなっている嬴政が中華を統一するまでに陽端和は、どういった人生を送るのでしょうか。
陽端和は、史実上のモデルがいるのか。どういった最期をとげるのか。また、誰かと結婚するのか。子供はできるのか。といったキングダムにおいての陽端和の一生を、史実に基づいて考察してみたいと思います。
陽端和は、史実上男性だった?なぜキングダムでは女性になったのか?考察
まずはキングダムで描かれている陽端和の人物とはどういった人物なのかをみていきます。
秦の北に広がっている山界の王として若いながら山民族を束ねる美しき王。山界の多民族を次々制圧し傘下に加え、熾烈な戦の仕方から死王ともいわれています。
容姿端麗で、山界の戦士達から寵愛されています。若き頃に共に戦った政や信達との友情をとても大切にしており、情に厚いところもあります。
また、平地の言葉を流暢に使い、出会った頃から信達と会話での意思疎通が可能です。
その後、秦王となった嬴政から六大将軍に任命され、秦の大将軍となり、『世界を広げる』べく信達と共に戦っていきます。
陽端和のキャラクターを紹介したところで、ここからは、キングダムと実際の史実との照合をしていきたいと思います。
陽端和という将軍は、史実上のモデルはいるのか。
結果からいうと、秦の将軍に女性がいたという文献はないようです。ただ、男性との明記もないようなのでおそらく男性であろうといった事のようです。陽端和はキングダムの内容から、秦の一将軍をモデルにしていると思われます。司馬遷『史記』の中に将軍の名前が記されている為、陽端和という名前はそのまま史実通りに使用しているのだと推測します。
キングダムが描かれている春秋戦国時代の将軍は、一般的に男性が大半ですが、なぜ女性として描かれているのでしょうか。おそらく、登場人物が男性ばかりよりも、女性にする事で陽端和というキャラクターが際立つからではないかと思われます。容姿端麗な女性であるにも関わらず、戦になったら冷淡でもの凄く強いと描く事で、読者から目を引く人物像になるからだと思います。そして、山界の戦士は山猿(山男)である為、紅一点女王である陽端和に、魅力を持たせる事もできます。
陽端和の最期はどうなるのか。
史実上、将軍として名前を残されているにも関わらず、生没年不詳とされており、正確に年齢や死亡原因などは不明となっています。
キングダムの中では、嬴政と出会う一番の最初の登場年齢は10~15歳くらいの容姿であるようにみえます。
ちなみに、嬴政が先代の荘襄王に代わり即位したのが13歳であり、紀元前247年となっています。陽端和が同年代とすると、史実にある趙国の邯鄲を攻めたのが、紀元前229年なので、その時点で18歳前後ではないかと推測します。
それ以降は、記述がみられない為、不明です。
戦国時代の将軍である事からして将軍の最後といえば戦死…?と考えると、長生きした可能性は低いと思われますが…。
キングダムでは、趙国を攻める為、命の危険があった場面もありましたが、陽端和の絶対的知略により勝利をしています。今後も、重要登場人物となっている為、陽端和の活躍は続きそうです。最期まで嬴政の力になってほしいと思います。
陽端和は結婚するのか、子供はできるのか。
前述の通り、史実上の情報が少ない為、結婚していたか子供がいたかなどは不明です。
キングダムでは、容姿端麗で山界の戦士達はもちろん、秦の将軍である壁将軍からも好かれるキャラクターで描かれている為、今後の展開において結婚・出産してもおかしくないと思われます。孤高の存在として君臨している陽端和と結ばれるようなキャラクターは、数える程しかいないと思いますが…。秦の将軍または、滅ぼしていく他国の将軍か…。物語の中では、度々、女性としての表情をみせる場面もみられますが…。結婚相手が描かれる事があるとすれば、かわいいまたはかっこいい子供が登場してほしいと期待してしまいます。
陽端和は、史実上男性だった?なぜキングダムでは女性になったのか?今後の人生は?まとめ
これまで、キングダムの陽端和について考察してきましたが、史実上情報が少ない為、作者によりほぼ創作されているところが多いと思われます。
史実との照合や比較は困難でしたが、その分、キングダムの今後の展開が楽しみになります。陽端和の『世界』はどこまで広がって行くのでしょうか。素晴らしい人生がおくられる事を期待したいです。