皆さんご存知の通りキングダムは中国の戦国時代での実際の出来事を基にして描かれています。
キングダムで、今後どうなるか知りたければ大まかな事は歴史の本を読めば分かってしまうのです。
今後が分かってしまうとなると気になるのは戦国七雄の滅亡順ではないでしょうか?
キングダムではストーリーの関係性上変更になったりするかもしれませんが、戦国七雄の滅亡順を史実を基にして紹介していきたいと思います。
キングダム:秦国は他の戦国七雄を滅亡し中華統一を成し遂げる
戦国七雄が滅亡するという事は、秦国が中華統一するという事です。
これは中華の歴史上初めての快挙となります。
紀元前230年から紀元前221年の間で他国を滅亡させるので秦国はかなり強い国家として栄えていた事がわかります。
実際のところ嬴政が王になった時には既にかなり強力な軍も揃っていたと言われています。
歴史漫画はすごく面白いと思う一方で史実を調べることで大まかなネタバレも簡単にできてしまう欠点があるなと感じます。
ですが、先に史実を知ってからキングダムを見る方が、より理解も深まって、楽しく見れると思います。
キングダム:戦国七雄の滅亡順を解説!
それでは戦国七雄の滅亡の順番を紹介していきたいと思います。
今回初めて滅亡順を見る人は少しびっくりするかもしれません。
紀元前230年 韓滅亡
一番最初に滅亡するのは戦国七雄の中でも一番領土の小さい韓です。
騰率いる秦軍10万が韓に侵攻をはじめました。
そして韓王安が捕虜となったことで韓は滅亡し、秦国の統治下となります。
韓は以前より秦の侵攻に頭を悩ませており、この事態を憂慮した公子の韓非は国を強くする方法として「韓非子」という文書を作成しました。
しかし韓で「韓非子」を認められず、想定外の秦国の始皇帝が認める形となり「韓非子」の内容を実施し秦国強化に繋がってしまうのでした。
こういった背景もあり韓は一番最初に滅亡してしまいます。
紀元前228年 趙滅亡
2国目に滅亡するのは趙です。
キングダムでは李牧が圧倒的な強者として存在感を放っているので2番目というのは少しびっくりしました。
史実では李牧と司馬尚が秦軍の王翦、楊端和、羌瘣の3人の将軍相手に善戦し侵攻を食い止めていました。
さらに李牧は秦国から領土を奪う活躍を見せました。
この状況を打開するために秦は趙の要人の郭隗を買収し、趙王に李牧と司馬昭が謀反を企てていると嘘の情報を流しそれを信じた趙王によって李牧は処刑されてしまいます。
キングダム同様に李牧は趙王に振り回されていました。
その後呆気なく秦に侵攻され趙王は捕虜となり趙は滅亡します。
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紀元前225年 魏滅亡
次に滅亡するのが魏です。
王賁が将軍となり魏に侵攻し、黄河の水を使い都を水攻めするという作戦を使います。
キングダムで王賁は頭のキレる策士の一面も持っていましたが史実でもかなりの策士ですね。
大量の水攻めによって城は破壊され魏王は降伏することになり魏は滅亡しました。
魏は秦からの以前から度重なる侵攻をされていて、滅亡した年にはすでに秦と戦う戦力は既になかったようです。
紀元前223年 楚滅亡
最後に楚を滅亡して中華統一を成し遂げるのかな?と思っていましたが、ここで早くも楚も滅亡してしまいます。
しかし紀元前225年魏が滅亡した年に李信と蒙恬が楚に侵攻しますが、楚の項燕に大敗してしまいます。
李信と蒙恬が負けて戻ってくるという事はやはり楚はかなりの大国だったみたいですね。
そして紀元前223年、李信と蒙恬に大勝した項燕でしたが、大軍を率いた王翦には歯が立たず、秦の昌平君を楚王にしたり抵抗を見せますが、楚は滅亡してしまいます。
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キングダムで現在大活躍の王翦ですが、史実でもかなりの活躍をしていたことがわかりました。
紀元前222年 燕滅亡
次に滅亡するのが燕です。
王賁が燕に侵攻し燕軍を撲滅し燕王を捕虜にし燕を滅亡させます。
王賁の史実での活躍が素晴らしいですね。
王翦も活躍しているので「王家」がすごく優秀だったことがわかります。
燕も秦に対抗すべく秦王の暗殺を企てたりしましたが失敗し逆に秦の怒りを買うことになってしまいました。
紀元前221年 斉滅亡
最後の一国は斉です。
秦国から賄賂をもらっていた斉はずっと秦の他国への侵攻を静観していましたが、残る国が斉だけとなった時に初めて、秦国からの侵攻を恐れて軍を国境に配備します。
斉軍の裏をかいた秦軍はすぐに斉へ侵攻し斉王は降伏することになりました。
キングダムでは、斉王は嬴政の中華統一に対する考えに賛同し静観することを約束しますが、史実では賄賂をもらったことで静観していました。
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キングダム:戦国七雄を滅亡させ中華統一した秦国のその後
中華統一後、秦王は始皇帝と名乗り万里の長城の建設や、全国を36郡に分けたりと様々な改革を行っていきました。
しかし紀元前206年に秦国は滅亡します。
滅亡の一番の要因は始皇帝の死去でした。
始皇帝の死後、秦の政治情勢が騒乱し中華を統率する事ができなくなっている間に反乱軍によって攻められ新しく王に即位した子嬰は降伏し秦国は滅亡しました。
始皇帝がもっと長生きしたら歴史は大きく変わったと思いますが、始皇帝は不老不死に強い関心を持っており、水銀等の体に有毒な物でも不老不死になれると言われると、信じて服用していたみたいです。
逆に寿命を縮める結果となってしまいました。
始皇帝は暴君で有名ですが、アニメのキングダムの嬴政を見ていると想像が全くつかないです。
キングダム:戦国七雄の滅亡順を徹底解説!!滅亡順は意外な順番だった?まとめ
戦国七雄の滅亡順を史実通りに説明しましたが、どうでしたでしょうか?
戦国七雄の中でもトップクラスの強さを誇ると思われていた趙が2番目に滅亡するのにはびっくりしました。
キングダムでも史実通りの滅亡順でいくのか、ストーリー性を出すために変更したりすることもあるのかもしれません。
今後のキングダムの展開に目が離せません。