番吾の戦いは史実に基ついた物なのでしょうか?
番吾の戦いは、中国の春秋戦国時代の実際の出来事であり、史実です。では、キングダム上ではどういった戦いになるのでしょうか?
キングダム溺愛歴10年以上の私が、徹底解説します!!
現在、週刊「ヤングジャンプ」で人気連載中の「キングダム」では、単行本第72巻 番吾の戦いの真っ只中です。

これを読めば、この後のキングダム版、中華の歴史の行く末を予想できるのではないでしょうか。
それでは、以下の順に解説していきます。
- 番吾の戦いとは
- 参戦軍勢キャラクター
- 今後の展開予想
- まとめ
番吾の戦いとは
先に勝敗をいってしまうと、史実には、紀元前232年に秦国が趙国の李牧に大敗した戦いとあります。
前年に、趙の宜安を攻めた秦国ですが、李牧の策にはまり、1度失敗しています。
趙国北部攻略にむけて大軍を発しましたが、結果、侵攻進まず、一度撤退ということですね。
キングダム第71巻から番吾攻略のため、侵攻が始まっていますが、2度も負けられないと後がない秦国の戦略としては、今までのように秦国が開通させた南側ルートから趙国に入る方法ではなく、趙国の西側の太原から入るという戦略に切り替えています。
太原にいる秦国の東部の軍勢と合流することにより、大軍となるからです。
宜安の戦いで、戦力を大分失っているので、ここの軍を当てにするしかないのですね。
番吾の戦いは、史実としてはどのような戦いだったのか、はっきりと書かれている文献はほとんどないようで、内容はよくわからないです。
また、李牧に大敗したとありますが、負けた秦国側の総大将の名も不明になっています。
キングダムでは、この戦いの総大将は王翦となっているので、もしかして・・・。
ですが、王翦将軍は負ける戦はしないという主義なので、実は総大将は生き残る説ですかね。
史実上、不明点が多いので、今後のオリジナルキングダムでの番吾の戦いが、楽しみです。
参戦軍勢キャラクター
番吾の戦いで、参戦している軍は、以下の軍です。
飛信隊
将軍になった信率いる、合計3万の軍勢です。
前年の宜安での戦いに参戦していた飛信隊は、軍の犠牲を大きく出してしまっているので、
今回の再趙国北部の攻略戦に対して、軍の増強をしています。
歩兵に剣術使いの新兵3人(士桃・衛斗・松魁)です。
すでに、戦経験があるので、即戦力になるそうです。



この中で気になるのが、松魁です。
どこか松左!?に似せて描かれています。
意味深ですね。伏線が作られたのでしょうか。
黒飛藨の岳雷の代わりに隊長になった満童や、斥候部隊だった那貴の代わりには久しぶりに参戦している青石族です。
最後に砂鬼一家の10人です。
これで、新生飛信隊になりました。
王翦
今回の番吾の戦いの指揮をとる総大将は王翦将軍です。
王翦軍はきれもの揃いで、人材が豊富です。
それは、今でいう引き抜きみたいなことも、おこなっているからでしょうか?
よくいえば、人材登用ですが。
軍略に明るい王翦なので、李牧との戦いは接戦になると予想しますが、今まで負けなしの王翦将軍のピンチも見てみたいと、個人的には思います。
山の民軍
今回も参戦してくれる山の民軍です。
橑陽城攻めの頃から、山の民の族長でキタリという女性族長をよく器用しています。
今回もバジオウはまだ目立っていませんね。
キタリと壁の関係性を描きたいから、キタリを前面に出しているのでしょうか?
実は、趙国に捕らわれてしまっていた将軍壁は、番吾にいます。
将軍壁は、「罠がかけられている」と発言するシーンがありますが、番吾を攻める山の民軍はその罠を読み解いているのでしょうか。
心配です。
王賁
今回は秦軍の後方の配置からスタートしている王賁率いる玉鳳隊ですが、第71巻の最後で飛信隊の助けにまわってきます。
王賁は、かすかな違和感を感じ取り、警戒しています。
敵が李牧ということで、できる将軍王賁は、違和感から罠の可能性があると警戒するのです。
父である王翦と息子である王賁は、これまで通りに親子らしからぬ関係性で、お互い戦いをしていくのでしょうか。
青歌軍
敵の趙国軍は、今までベールに包まれていた青歌軍です。
中でも、三大天である司馬尚の参戦は、秦国は恐れなければいけないです。
李牧が作中にも言っているように、秦軍はこれまで趙国攻めに何度も参戦している軍ばかりですが、司馬尚率いる青軍の実力はさっぱりわかっていません。
ただ、めちゃめちゃ強そうな匂いが漂っています。
趙の三大天なので、龐煖くらい?!強いといえますね。
今後の展開
史実上、番吾の戦いは大敗とされていますが、秦国の将軍の誰かが戦死となるのでしょうか。
通例でいえば、総大将が討たれてはじめて大敗といえますが・・・。
勝てない戦はしない王翦ですが、ここ番吾で討たれてしまうのでしょうか。
秦軍は狼孟と番吾を一旦は落としたが、李牧に撃破され、領土を奪還されたと史実にあります。
ということは、第71巻で、飛信隊が陥落させた狼孟は、また取り返されることになっていますね。
番吾も、山の民軍のキタリ一族が攻撃を開始するところです。
これも、後々取り返されるということですね。
史実上、秦国の負けは確定しているので、あとは、ストーリーがどのように展開されるかですね。
まとめ
番吾の戦いを史実を交え、解説してきました、
この番吾の戦いに敗れると、秦国は趙国は、いたい2連敗になってしまいます。
よって、そのあとも趙国に侵攻し続けるかというと、どうなるかわかりません。
史実にあるように、春秋戦国時代で秦が滅ぼしていく順番としては、韓国が一番となっています。
趙国の南にある国で領土は小さめです。
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番吾の戦いに敗れた秦国は、ターゲットを変えてどのように中華に侵攻していくのか楽しみです。