ワンピースの世界では、800年前に現在の「世界政府」が樹立されましたが、それより前の100年間を「空白の100年」と呼ばれその期間の歴史だけがスッポリと抜け落ちています。
その空白の100年の歴史は調べることすら禁止され、調べている者は犯罪者として抹殺されてしまうほどです。
同時にポーネグリフの研究や解読も禁止され、同じく犯罪者となってしまいます。
41巻にてオハラのクローバー博士が仮説を立てましたが、その言葉は最後まで聞かれることなく銃で撃たれ、その後クローバー博士他考古学者を含め、何の罪もない国の人々を巻き込み島ごとが政府のバスターコールにて沈められてしまいました。
オハラは麦わらの一味ロビンの故郷であり、この事件に深く関わっていましたね。
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では、「空白の100年」とは何なのでしょうか？
そしてその空白の100年に存在し滅ぼされたとされる「巨大な王国」とは？
様々な考察がされていますが、今回は「空白の100年」と「巨大な王国」についての考察を徹底解説していきたいと思います！
ワンピース：クローバー博士が「空白の100年」に打ち立てた仮説
クローバー博士の言葉
クローバー博士の言葉は「空白の100年」に最も近づいた言葉なのではないかと思います。
41巻の「考古学の聖地“オハラ”が長きに渡り研究を続け、夢半ばながら“空白の100年”に打ち立てた仮説の報告」をまとめます。
「かつて巨大な王国があったのだが、現在の世界政府を作った20人の王(天竜人)連合軍に攻撃をされ跡形もなく消えてしまった。
敗北を悟った巨大な王国の人は、その思想を未来に託そうとポーネグリフを作り歴史を刻んだ。
20人の王は巨大な王国に入れ替わり自分たちを「王」とし、その末裔の天竜人が頂点に立ち世界政府を作り上げた。
巨大な王国の子孫たちの「存在」と「思想」に脅威を抱き、空白の100年について調べることもポーネグリフの解読も禁止したんだろう！」
ということです。
800年前の20人の王の中で、ネフェルタリ家だけは天竜人になることを拒んだため、実際には19人の王ということになります。
戦争が起きた時ドフラミンゴの言う「勝者こそ正義だ！(57巻)」ではありませんが、私たちの世界も事実それと似たことが起きています。
世界政府が巨大な王国を例え理不尽な理由で消したのだとしても、「自分たちが正義」であることを主張し続ければここまで執拗に隠す必要はありません。
実際にそのつもりだからこそ、海軍の背中に「正義」と書いてあるのでしょうしね。
ですがそれが人々に知れることで天竜人や世界政府の立場が危うくなるほど、想像も絶するような残虐で卑怯なことがあったのでしょう。
「空白の100年」のまとめ
- 世界政府によってもみ消された不都合な歴史
- 巨大な戦いがあった
- 空白の100年の後に現在の世界政府が樹立されそれから800年たっている
- 巨大な王国が存在していた
- 巨大な戦いで現在の「世界政府」は「巨大な王国」を滅ぼした
- 世界政府を樹立したのが20人の王、その末裔が現在の天竜人
(ネフェルタリ家は拒否し実際19人の王。更にドンキホーテ家は途中で一般人になったので現在は18人の王の末裔)
ワンピースの物語は「空白の100年」の謎を解き明かすことが必須であり、その過程には「ジョイボーイ」や「Dの意志」「麦わら帽子」「古代兵器」などなどのたくさんの謎を解き明かす必要もあります。
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ワンピース：巨大な王国とは？
「巨大な王国」の既出情報
- ポーネグリフを読み解くと浮かび上がる王国
- 強大な力を誇っていたが、今は跡形もない
- 王国の情報は執拗に隠されている
- 王国の人々はその「思想」を残すため、ポーネグリフを作った
- そのポーネグリフはワノ国の「光月家の先祖」が作った
- 世界政府にとって「巨大な王国」の「存在」と「思想」が脅威
- オハラの考古学者たちは「巨大な王国」の真相に辿り着きそうであった
これらの情報がほぼ確定的な情報になります。
この情報を元にして「巨大な王国」の謎についての考察を解説していきます。
巨大な王国に住んでいたのは誰？
巨大な王国に住んでいたのは現在考えられる様々な考察から「Dの一族」だったと思われます。
「Dの一族」とは現在「名前にDが入っている者たち」のことを指しますので、ルフィやロジャーなどの先祖ということになるでしょうか。
巨大な王国が残したポーネグリフをワノ国の光月家が作ったのですから、ワノ国の先祖が巨大な王国の住人だったのは間違いないということになりますね。
ということは？ やはりワノ国の「〇月家」は「Dの一族」で、モモの助の本名は「光・D・モモの助」ってことでしょうか。
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巨大な王国の名前は？
「巨大な王国」の名前はクローバー博士たちオハラの研究者たちが、「仮説」とは言っていましたが突き止めていたと思われます。
クローバー博士が「その王国の名は」と言った次の瞬間、拳銃の音「ドォン！！」と共に撃たれててしまいました。
https://twitter.com/Pepan0123/status/1359750335154167808そのことから「王国の名前は『ドーン王国』ではないか？」との考察がされています。
「ドーン」という言葉には、元々様々な謎があり多くの考察がされています。
代表的なものが「DAWN(ドーン)」＝「夜明け」であり、その頭文字「D」が「Dの一族」や「Dの意志」に関係しているのではないか？と言われています。
第1話のタイトルが「ROMANCE DAWN-冒険の夜明け-」でしたし、ルフィの故郷も「ドーン島」です。
「夜明け」とは「天竜人の支配する今の世界から夜明けに導くD(一族であり意志)」ではないか？との説です。
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巨大な王国はどこにあった？
巨大な王国はラフテルではなかった！
普通に考えるとグランドラインの最終地点、ワンピースがあると思われる場所ラフテルが巨大な王国のあった場所と思われます。
ですがひと捻りやふた捻りの伏線を尾田先生は張り巡らせていると考えると、3捻りくらいあって一周してやはりラフテル？などと思ったり(笑)
ですがクローバー博士は「ラフテル」については語ってはおらず、ラフテルとはロジャーがつけた名前なのがわかりました。
「空白の100年」の謎はラフテルに行きつくことでわかるはずですが、その場所が巨大な王国の跡地という話はなくなります。
ラフテルとは「Laugh Tale」つまり日本語で「笑い話」という意味です。
最終地点に着いたロジャーは涙を流して大笑いしていますが、どんな理由であれ島ひとつ島の住人全員(ロビン以外)が消される程の大事を笑い話にするはずがありません。
そしてクローバー博士は巨大な王国のことを「今は跡形もなく消えている」と明言しています。
何年もの間「ラフテル」＝「巨大な王国」という考察が多数され、私もそう思っていたのですが違うことが解明されてしまいました。
巨大な王国は空島？
私が個人的に注目してしまうのは、クローバー博士が巨大な王国の話をしている時背景にうつっている王国の姿です。
クローバー博士の頭の中にある「巨大な王国の姿」なのですが、見た事あるようなないような・・・皆さんどう思われますか？
海に浮かんでいる島のようですが、一周雲に囲まれているように見えませんか？
その島も島雲のような気がしませんか？
マリージョアができる前、レッドラインの上にあったとされる「神の国」
それってクローバー博士が言ってた
巨大な王国なんかなその王国を跡形もなく消して、そのままマリージョアを築いたとか？#今週のワンピ pic.twitter.com/gFEmzzC8pU
— たこぱ (@opnopataco) August 29, 2021
ワンピース：巨大な王国の思想とは？
ズバリ「Dの意志」だと思います！
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ワンピース：Dの意志を継ぐ者は唯一ルフィのみ！？その理由を大考察！
巨大な王国では誰もが自由に暮らしていたのではないでしょうか。
現在の天竜人が力で支配する世界、自分たち以外の人間を「下々」と呼び奴隷にし蔑む世界。
かつて栄えていた平和で平等だった国「巨大な王国」を滅ぼし、自分たちが世界の頂点に立ち作った今の事実を人々に知られたくない。
更にはその巨大な王国の人々の子孫による反逆を恐れている。
ということではないかと思うのですが、いかがでしょうか？
ワンピース：空白の100年に存在した巨大な王国とは！？徹底解説！まとめ
「空白の100年」とは？かつてあった「巨大な王国」とは？
少しずつ解明されてきていますが、オハラの考古学者たちが命を賭けて解き明かそうとしてくれていたおかげで、ワンピースの世界は変わろうとしているのだと思います。
あの時のオハラを見ていた人物、話を知っている人物たちの中には今の世界に疑問を持つ人たちも現われていることだと思います。
天竜人の支配する世界を「良し」と思っていない人も必ずいます。
空白の100年に何があったのか、その後の現在までの800年でどのような形で歴史が塗り替えられてきたのか。
天竜人の存在、天竜人にとっての裏切り者である「ネフェルタリ家」は800年前に何があったのか？
考えるほどに興味は深まります。
現在ワンピースの単行本は100巻まで出版されていますが、ルフィたちはまだ冒険をやめません。
私たち読者も「空白の100年」や「巨大な王国」の謎を知るまで冒険はやめられないですね！
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