ワンピースの連載も24年目を迎え、ますます盛り上がりを見せています。
少しずつ伏線も回収されてきていますが、未だに解決されない謎のひとつが「Dの一族」です。
恐らく最終回近くまではっきりしないと思いますが、ということは「Dの一族」のことがわかってくることがワンピースの終わりに近づいてしまうことになります。
知りたいような知りたくないような複雑な思いが皆さんもあると思いますが、それでもやっぱり知りたいのです!
ワンピースは「考察すること」が楽しみのひとつでもありますので、謎の解明まであれこれ考え続けていきたいですね。
今回は「Dの一族の謎」について、自分なりに考えてみたことを含めて、改めて考察者様の考察を解説していきます。
「Dの一族とは!?」是非一緒に考えていきましょう!
ワンピース:「Dの一族」とは?Dの名のつく人物一覧
「Dの一族」とは今のところ名前に「D」のミドルネームが入る人物のことを指しています。
そこだけは間違いがないと思われますので、まずはDのミドルネームのついているキャラクター10人を簡単におさらいしていきます。
モンキー・D・ルフィ
ご存知!我らが「麦わらの一味」の船長で、ワンピースの主人公です。
ゴムゴムの実の能力者で、「海賊王におれはなる!」が決め台詞です。
覇王色、見聞色、武装色と3つの覇気を扱い、ゴムの特性を活かした技と合わせて主に「殴る」「蹴る」などの攻撃をします。
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モンキー・D・ドラゴン
「革命軍(世界政府と敵対する組織)」の総司令官で、ルフィの父親です。
ドラゴンの素性はほとんど明らかにされておらず、能力者であるのか?覇気は使えるのか?など、ドラゴンについて様々な考察がされていますが未だ謎に満ちた人物です。
ルフィとは性格や態度が全く似ていないため、「実の父ではないのではないか?」と言われています。
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モンキー・D・ガープ
海軍中将ですが、本来の力は大将クラスの強さを持ちます。
大将になると天竜人の直轄になってしまうことから、大将になることを避けて中将にとどまっているそうです。
犯罪者であるルフィの祖父でドラゴンの父なのですが、部下からの人望も厚く上司からの信頼もありますし、「ゴッドバレー事件」でロックスを倒したことで「英雄」と評価されていることからクビにならないようです。
性格や態度がルフィにソックリで、ルフィの幼少期の話にも度々登場しています。
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ポートガス・D・エース
「元白ひげ海賊団2番隊隊長」でメラメラの実の能力者です。
海賊王ゴール・D・ロジャーとポートガス・D・ルージュの息子ですが、両親亡き後はガープに引き取られルフィとサボと共に育ちました。
その後、黒ひげに敗北し海軍に囚われてしまいます。
エースが囚われ「頂上戦争」にまで発展した争いの中、赤犬の攻撃にてルフィの腕の中で亡くなりました。
最期の言葉は「愛してくれて・・・ありがとう!」
ゴール・D・ロジャー
ロジャー海賊団の船長!
ラフテルにたどり着き「空白の100年」の謎を知った海賊団の船長で、「海賊王」の称号がつく。
エースの実の父で、エースの名をつけたのはロジャー自身。
世界政府に「ゴールド・ロジャー」と「D」を外して言い伝えられていたことにより、「D」に重要な意味があると考察されることとなります。
病気で命の終わりを悟ったロジャーは、自ら海軍に出頭しローグタウンで処刑されてしまいます。
最期の言葉は「おれの財宝か?欲しけりゃ くれてやるぜ・・・探してみろ この世の全てを そこに 置いてきた」
ここからワンピースの大海賊時代がはじまります。
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ポートガス・D・ルージュ
ロジャーの妻でエースの母親。
エースを体に宿した後ロジャーは処刑されてしまいますが、ロジャーの血縁者は全員殺されてしまうため身を潜めて過ごす。
ロジャーの子と知られないために、体内でエースを20ヵ月近く育て続け出産後に体力が尽き亡くなってしまう。
エースは自分の意思で父の「ゴール」ではなく、母の「ポートガス」を名乗っている。
トラファルガー・D・ワーテル・ロー
ハートの海賊団の船長兼船医。オペオペの実の能力者で、元王下七武海。
子供の頃「珀鉛病」に罹患し家族全員同じ病気で亡くすが、元天竜人のコラソン(ドフラミンゴの実弟)と出会い、コラソンの大きな協力の元オペオペの実の能力者となり自ら根治させる。
オペオペの実は「不老手術」と呼ばれる能力があり、その力をドフラミンゴが強く求めていたため「オペオペの実」が重要視されることになります。
ロー自身が「Dは隠し名、ワーテルは忌み名」と言っていますが、本人の口からそれらの真意は語られていません。
現在はワノ国でカイドウ相手にルフィと共闘しています。
マーシャル・D・ティーチ
黒ひげ海賊団の総督。通称黒ひげ。通常「1人ひとつの能力しか持てない」と言われていますが、「ヤミヤミの実」と「グラグラの実」の能力者。
素性は不明な点が多いが、孤児だった子供時代に白ひげに拾われて、白ひげ海賊団に入る。
エースと同じく海賊団の仲間として過ごしていたが、ヤミヤミの実を自分の物にするために仲間のサッチを殺害し、エースに「仲間殺し」として追われる。
エースに勝利したことからエースは結果的に亡くなることになり、私をはじめ世界のエースファンに恨まれることとなる。
完全なる悪役となっていますが、時々「意味深な言葉」を発することから、謎の多い人物として注目されています。
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ハグワール・D・サウロ
巨人族で元海軍中将。
ロビンの故郷オハラに対する海軍のやり方に疑問を抱き、囚われているロビンの母を逃がしたことで海軍に追われていたところロビンに出会います。
2人は年齢が離れていながらも友達となり、オハラにバスターコールがかかった時にはロビンを逃がすために命をかけます。
親友である青雉に氷漬けにされ亡くなりますが、その死には疑問を持つ考察者様が後を絶ちません。
最期の言葉は「どこかの海で・・・必ず待っとる 仲間に会いに行け!ロビン! そいつらと・・・ 共に・・・生きろ!」
ロックス・D・ジーベック
ロックス海賊団の船長。
40年前まで「世界の王」になるという目標を持ち、世界政府に対抗する形で世界最強と呼ばれていた人物です。
ロックス海賊団には白ひげ、ビッグマム、カイドウなど現在名だたる強い人物が在籍していました。
センゴクが言うには「テロ組織の様に世界政府に牙を剥く」ようで、当時は最強最悪の集団だったと思われます。
ゴッドバレーで“天竜人”とその“奴隷達”を守る為に、ガープとロジャーが手を組みロックスを倒したそう!
これを「ゴッドバレー事件」と呼び、海軍の一部で語り継がれています。
ロックスは今後重要な人物になることは間違いありません。
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ワンピース:今後「Dの一族」と判明されそうな人物とは?
「Dの一族」は血族ではない
上記の「D」のミドルネームを持つ人物は、血族で分けると
- モンキー家(ルフィ、ドラゴン、ガープ)
- ゴール家(ロジャー)
- ポートガス家(ルージュ、エース)
- マーシャル家(ティーチ)
- ハグワール家(サウロ)
- トラファルガー家(ロー)
- ロックス家(ジーベック)
となっています。
エースに関しては両親共にDですが、エース自身がポートガスを名乗っています。
現在わかっている「Dの一族」では、エースだけが両親共に「D」ということになりますが、エースは死んでしまいました。
他の人物は両親が判明していないので、両親共に「D」である可能性はありますが今はわかりません。
これらのことを考えますと、「D」は血縁関係にないことがわかります。
ローには両親と妹がいましたが、亡くなっています。
この中で「撲滅した家系」はゴール家、ポートガス家、ハグワール家、ロックス家ということになります。
そうなると当然ですが、現在でも残っているのはモンキー家、マーシャル家、トラガルファー家となり、7家中3家(5人)しか残っていないことになります。
「Dの一族」がとても重要であることは誰しも想像することですが、「Dの一族」が世界をひっくり返すのだとすると少し人数的に不安もありますし、ティーチなどルフィと共に戦ってくれそうにない人もいます。
今後、血縁者が登場する可能性もありますし、新しい「D家」が登場する可能性もありますね。
光月家はDの一族?
今現在最も有力な「Dの一族」ではないか?と言われているのは、光月おでんと光月モモの助親子です。
この2人はワノ国編で不思議な力を発揮しています。
ですが名前にDが見つからないどころか、名前が漢字です。
ただしワノ国が鎖国していたこと、世界から離れて生きてきた住民たちであることから、Dの名を隠しワノ国らしい独自の繁栄をした可能性はあります。
光月家は「ロードポーネグリフ」を作った一族であり、ロビンと同じようにポーネグリフの文字が読める一族でもありました。
ポーネグリフ(歴史の本文)は光月一族による石工。その腕で作られた壊せぬ書物#OnePiece pic.twitter.com/C9bjRPVGWC
— *Hiroki* (@9Hiro2593) December 25, 2016
残念ながらモモの助は、父おでんが解読方法を伝える前に亡くなったため読むことが出来ません。
おでんは「ワノ国の開国を目指し」、「白ひげ海賊団」や「ロジャー海賊団」に所属していたことがあります。
モモの助がズニーシャの声が聞こえるだけではなく、命令を与えることが出来ることからも「Dの一族」の可能性を感じてしまうことにも納得してしまいます。
後述しますが、「D」は月を現わしているという考察がかなりの数されています。
もしそうだとすると、「光・D・モモの助」が本名かもしれないですね。
ワンピース:Dの一族の特徴とは?
Dの名を持つ人物には、「海王類」や「ズニーシャ(象主)」の声が聞こえるという特徴があります。
海王類は海に住んでいるので、人魚や魚人とは言葉が交わせそうですが、一般の人魚や魚人は海王類の声を聞くことができません。
「ポセイドン」であるしらほしは聞くことが出来ますが、「ポセイドン」であることで特別な能力を持っていると思われます。
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ワンピース: ポセイドンの正体しらほしの今後の展開を徹底考察!
また「Dの一族は笑う」という考察があります。
ロジャーもエースも、そしてサウロも亡くなる時には笑っています。
ルージュの死に際は描かれていませんが、エースを産んだ時涙を流しながらも嬉しそうに笑っているのがルージュの最期として描かれています。
まだ「Dの一族」かは不明ですが、光月おでんも死に際に笑っています。
ルフィもローグタウンでギロチンの刑にされる瞬間笑いました。
ワンピース:Dの一族は天竜人の敵!?
ローが幼少期「元天竜人」のコラソンに本名を告げたところ、
「ある土地では“Dの一族”をこう呼ぶ者達もいる・・・!“神の天敵”」
と話しています。
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ワンピース:コラソンは本当は生きている?!衝撃の事実が判明!
コラソンは元天竜人ですので、ある土地というはマリージョアのことでしょう。
そして、ワンピースの世界での神は「天竜人」ですので、Dの一族の敵は天竜人ということが想像できます。
ワンピースの最終決戦は「Dの一族チーム」vs「天竜人チーム」となりそうですね!
その戦いこそが白ひげが最後の残した言葉(59巻)、世界政府が恐れる「巨大な戦い」ではないでしょうか。
個人的にONE PIECEの空島編好きだから、Dの一族が「神の天敵」であることの伏線をエネル vs ルフィで描かれてるが本当最高。 pic.twitter.com/81JwKucQNo
— がんそ (@KaoruGans0) December 18, 2019
気になるのは、世界政府が「Dの一族」を厄介者と認識しているのに、なぜDの名を持つものを根絶やしにしないのか?ということですよね。
ガープやサウロは海軍なのですから、せめて表面上だけでもDを伏せることは出来そうです。
ガープが海軍に入ってからドラゴンが生まれたのかはわかりませんが、ガープがまだひよっこだった時にDの名を使わないようにさせれば、少なくともドラゴンとルフィにDがつかなかったことになります。
エースが生まれて預かったのはガープですが、エースに母の名を「Dを付けた本名を教えた」ことになりますよね?
海賊王となり世界中の目にとまったロジャーの名前は「ゴールド・ロジャー」と隠そうとし一般の人にはそのように広まっているわけですから、やろうと思えば「D」の名だけでも消すか減らすことは出来そうではないですか?
ワンピース:「D」の意味は?
尾田先生はSBSで「D」について聞かれた時に、「今はただ何も考えず“D”と読んでいてください。」と答えてくれています。
そもそも「でぃー」と読むのでいいのでしょうか?
尾田先生が「何も考えずDと読んでいて」と言っても、その他の考えを巡らせてしまうのがワンピースファンです!
ということで、様々な考察がされている「D」の意味をまとめていきます。
「D」とは「Dawn(ドーン)」?
「Dとは何か」連載当初から考察されてきていますが、より多く見かけるのが「Dawn」ではないか?という考察です。
Dawnとは日本語で「夜明け・明け方」となります。
天竜人に支配され大きな差別が起き、過去の歴史をも隠そうとしている今の時代、正に暗黒の時代から夜が明け明るい未来がやってくる!
という意味ではないかということです。
ワンピース単行本第1巻の第1話のタイトルが「ROMANCE DAWNー冒険の夜明けー」ですから、尾田先生の伏線の張り方としてはピッタリきます。
尾田先生はワンピースを描き始めた時には最終回を決めていたと話されています。
連載漫画というものは、連載当初に読者さんの人気が得られなければ、話の途中であろうとも連載が中止になるという厳しい世界でもありますので、ワンピースも最初は「今のような人気になる」ことはわからないですし、最終回に向けてのヒントなどが最初の方に盛り込まれているのではないか?という予想も多くされています。
なるほど、深い読みですねぇ。
ゾウ編ではミンク族のペドロが「世界を夜明けに導くもの」とルフィのことを言っているのも意味深です。
また、ワンピースの効果音は「ドン!」「ドーン!」などとよく使われています。
「ドン!」が「Dawn」ではないか?とも言われています。
となると、毎話のように「Dの答え」を見ているということになり大変悔しいです(笑)
そういえば、ルフィの故郷も「ドーン島」ですね。
『仲間の印だ』
!!!ドン!!! pic.twitter.com/En8C6l7zNr— 辛いとき必見のONE PIECE名場面集 (@onepiece_scene1) November 18, 2021
「D」とは「月・半月」をあらわしている?
こちらも「Dawn説」と同じくらい多くの考察がされています。
Dの形が半月に見えるという説です。
ワンピースの話の中にはよく月が出てくるのは事実です。
何んでもない風景に「月」があるんですよね~。
更にエネルはマクシムで月に向かい、古代都市を発見しています。
(↓詳しくはこちらの記事を!↓)
ポーネグリフを作ったのも光月家、ワノ国にいる大名も「月」のつく名前ばかりです。
(こちらの記事もご参照ください→ ワンピース:光月、霜月、天月…”月”の名を冠する一族は何者? )
先述した「光月家もDの一族かも?」というのも、そう考えるとあてはまってきます。
「光・D・モモの助」違和感ありますが(笑)
Dの一族は月と何かしらの関係はあるように思います。
Dの意志とは?
ワンピースの作品を読むうえでもうひとつDの関わる大事なキーワードが「Dの意志」についてです。
ドクトリーヌがはじめて口にした
「生きてたのか“D”の意志は・・・」
という言葉から、「D」という言葉には「意味(意志)がこめられている」ということがわかり様々な考察がされるようになりました。
「Dの意志」についてもじっくりと解説していきたいと思いましたので、別記事にて皆さんの考察と共に私自身の考察も交えたものを書かせていただきました。
↓↓是非ご参照ください!↓↓
ワンピース:Dの意志を継ぐ者は唯一ルフィのみ!?その理由を大考察!
ワンピース:Dの一族は月の一族!?光月家もD!?「Dの一族」徹底考察!まとめ
Dの一族についての考察を解説してきましたが、皆さんはDの一族とは何んだと思いますか?
ワンピースの中では「Dの名を持つ人物」が全員、超重要人物となっていますがまとめてみると以外と少ないことがわかりました。
24年目に入ったワンピースの中で、これほどにDが強烈に私たちの心に残り考察され続けるということは、Dの名を持つ人物がそれほどに個性的ということですよね。
個人的には「光・D・モモの助」の考察が、かなり気に入っているのですがいかがでしょうか?
ワノ国編はまだ続いていますが、何か大きな謎が隠されていてそれが明かされそうな気がします。
ワノ国編は尾田先生が「連載当初から楽しみにしていた」と話されていますので、相当力が入っているでしょうし終盤に入り更なる盛り上がりを見せると思います!
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