ワンピースの「麦わらの一味」は、主人公ルフィを船長に10人います。
その中でも「ロロノア・ゾロ」はルフィにとって最初の仲間で、付き合いが一番長いだけではなくゾロの強さを含めて頼りにされていますね。
ですが「麦わらの一味」には「副船長」という役職はありません。
副船長不在の麦わらの一味には今後「副船長」という役職が出来るのでしょうか?
その時ゾロが副船長になるのでしょうか?
ゾロがルフィの右腕であることは、誰もが認めるところだと思いますが、今後「副船長」になることがあるのかどうか?
そもそもゾロは副船長に見合うのか?
今回は「ゾロ」に焦点を当てて「ゾロを大解剖」していきます!
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ワンピース:麦わらの一味副船長はゾロ?ルフィとの出会い
ゾロとルフィの出会いは1巻です。
通称「海賊狩りのゾロ」と当初から言われていますが、そろそろ「海賊狩り」の通称は外して欲しいですね。
当時「海賊狩りのゾロ」といえば誰からも恐れられ、名前を聞くだけで一般人は震え上がる程でした。
ゾロは村の少女を助けようとして、海軍大佐モーガンの息子ヘルメッポ(現在海軍少佐)に捕らわれていました。
ルフィはコビー(現在「海軍大佐」兼「海軍秘密特殊部隊“SWORD”隊員」)と行動を共にしていましたが、コビーの「悪い奴だから捕まってるんですよ」というまっとうな意見を無視し、ゾロのことが気に入ってしまいゾロを助けようとします。
ゾロはくいなとの約束と己の野望のため、「世界一の大剣豪になる」ことをその時から誓っていましたが、ルフィの「ゾロはいいやつだから仲間にする」という思い込みは覆ることなく、ヘルメッポに奪われた刀を「取り返してくるから、返してほしかったらオレの仲間になれ」などと無茶苦茶を言います。
更には、「ここでおれと一緒に海軍と戦えば、政府にたてつく悪党だ・・・!このまま死ぬのとどっちがいい?」とのたまうルフィです(笑)
ゾロは刀を取り返してきたルフィとの約束を果たすため、海賊になることを了承します。
私には「約束したのではなく、ルフィが勝手に決めて勝手に行動してた」ようにしか見えなかったのですが、ゾロの律儀な性格がよくわかる話です。
これは海賊王ゴール・D・ロジャーが副船長のレイリーを誘った時と似た描写であり、ロジャーとルフィの強引さがそっくりなこと、レイリーとゾロの船長に対するつっこみが似てることなどから、「ゾロはレイリーと同じく副船長になるのでは?」とよく言われています。
こうしてゾロは「麦わらの一味の1人目の仲間」として、ルフィと海に出ることになったのです。
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剣士ロロノア・ゾロとしての強さ
現時点では「世界一の大剣豪」の通称は「ジュラキュール・ミホーク」と言われていますよね。そのミホークと対等に渡り合ったことから、2番手は「シャンクス」ということになるでしょうか。
ならば3番手はゾロと言いたい!
ですが、世界にはまだまだ強い剣豪はいますので、今回は順位は置いておき・・・
世界一の大剣豪に確実に近づいていることは間違いありません。
ゾロの持っている刀は
- 和道一文字(わどういちもんじ)
親友のくいなが所有していたもので、くいなの死後父「霜月コウシロウ」から譲り受ける。
位列は大業物で、くいなの祖父「霜月コウ三郎」作。
- 三代鬼徹(さんだいきてつ)
「持ち主を死に至らしめる妖刀」と呼ばれる位列は業物。ローグタウンにていっぽんマツより譲り受ける。「天狗山飛徹」作。
- 閻魔(えんま)
かつて「光月おでん」が所有していた、位列大業物の刀。おでんより受け継いだ娘「光月日和」より譲り受ける。「霜月コウ三郎」作。
と、いずれも極上の刀で全てに強い想いが込められています。
ゾロの戦歴をまとめるとキリがないですが、単行本100巻1010話ワノ国編では最強の生物カイドウに傷をつけました!
かつてカイドウに残る傷跡をつけたのは、光月おでんだけと言われていることからゾロの力がどれほど強くなったのかがわかります。
その時に使った新技は
「鬼気 九刀流 阿修羅 抜剣 亡者戯(きき きゅうとうりゅう あしゅら ばっけい もうじゃのたわむれ」という、とてつもなく長い名前の渾身の技でした。
この時刀には「覇王色の覇気」が纏われていたようですが、ゾロは自覚していません。
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覇気の使い手としてのゾロの強さ
覇気とは公式での説明では「意志の力」です。人の持つ内的エネルギーのようなものを使い、気配を感じたり肉体を強化したりすることが出来るものです。
尾田先生が好んで使う「心意気」や「漢気」のような感じでしょうか?
- 覇王色の覇気
王の資質を持つ者しか身につけることができない。威圧で相手を気絶させたり、武器や肉体に纏うことも出来る。
- 武装色の覇気
体の周囲に見えない鎧のような力を纏える、また攻撃にも転用できる。
- 見聞色の覇気
周囲の気配を強く感じることが出来る。見えない相手の位置がわかる、声を聞くなども可能で、先読みする力を持つ場合もある。
ゾロは武装色の覇気と見聞色の覇気を使っていましたが、先述したようにカイドウに覇王色の覇気を纏った刀で傷をつけました。
この時ゾロ自身は自覚していませんでしたが、1033話でのキングの戦いでゾロが自覚しつつある描写がありました。
近いうちにゾロ自身が自覚し、覇王色の覇気を使い自ら刀に覇気を纏うことも可能になると思います。
もしかしてゾロってこの期に及んでまだ覇王色の自覚ないんか?
「あ?」じゃないよな??www pic.twitter.com/mhUpsVhraY— きょんぴa.k.a.妹の兄 (@tsuvasa283) November 30, 2021
ワンピース:麦わらの一味副船長はゾロ?副船長としての資質は?
ゾロの性格や漢気、船長を立てる心
ゾロは普段酒を飲むか寝ていることが多く、麦わらの一味の行動にも深い関心を示すことはありませんが、戦闘前や戦闘中には冷静な判断をしルフィを叱咤したり、いち早く仲間を助けたりすることがあります。
ゾロが副船長の立場を担うのでは?と思える、強く印象に残った話はやはりウォーターセブン編ですよね。
ゴーイングメリー号を手放すかどうかで、ルフィとウソップが大喧嘩になりウソップが脱退する騒ぎになった時です。
そこでのゴタゴタが終了し、フランキーとロビンを仲間にウォーターセブンを出航しようとする時に、ウソップがケジメをつけずに一味に戻ることを認めませんでした。
一味全員、ルフィですらもなあなあのままウソップを迎え入れようとしていましたが、ゾロは
「いいか お前ら こんなバカでも肩書きは”船長”だ いざって時にコイツを立てられねェ様な奴は 一味にゃいねェ方がいい・・・!! 船長が”威厳”を失った一味は必ず崩壊する!!!」
と言い放ち、ルフィを船長として立てると同時に、一味全員に対しての威厳のようなものを見せました。(45巻)
ルフィとウソップの初めの口論に
どんな想いがあろうがどっちが正しかろうが…!!
男が“決闘”を決意した以上
その勝敗は戦いに委ねられた
★ゾロ pic.twitter.com/kSR38gxtEV
— ワンピースのマニアック迷言(名言) (@onepiece0mania) December 4, 2021
また、忘れられないスリラーバークでの出来事。
ルフィが倒れ絶体絶命の大ピンチの時、その時敵だったバーソロミュー・くまからルフィと一味を守るために
「・・・そうするほか・・・今 一味を救う手だてがねェ! 船長一人守れねェで てめェの野心もねェだろう ルフィは海賊王になる男だ!」
と言い、実際にルフィの身代わりとなりくまから大ダメージを受け一味を救いました。
そしてその事実を誰にも言わず、駆け付けたサンジに
「・・・なにも!な゛かった・・・!」
と言い放つのです。(50巻)
ゾロの何もなかったシーンこういう場面だったんだ pic.twitter.com/FSguEsmH6Z
— おしお (@sumiko_daisuki) April 4, 2020
ゾロの副船長としての弱点
「方向音痴」「迷子」これに尽きます(笑)
ゾロの最大の弱点であり、最大の愛嬌ですね!
ゾロはそもそも「ミホークを探しに海に出て迷子になり、村にも帰れなくなってウロウロしているところルフィに出会った」わけですから、生まれ持った方向音痴であると思います。
副船長としての弱点という程でもありませんが、全読者が認めるゾロの弱点ですよね。
https://twitter.com/yuderon1/status/1464987166484746242もうひとつあげると、話が進むにつれてゾロがルフィ化してきて騒ぎの中心にいることが多くなったことではないでしょうか。
これもゾロの愛嬌でもあるのですが、ワノ国で鬼ヶ島に飛び出していくルフィを止めようと、ゾロも飛び出して行きましたよね?当然迷子になっていて登場は遅れるわけですが。
ルフィが騒ぎを起こした後に、建物をぶった切って登場し騒ぎを更に大きくし、ルフィに対して
「何でお前は 大人しく潜入できねェんだ!」
と言ってますが、その場にいたキッドとキラーに
「ダメだこの一味・・・!」
と思われています(笑)
ゾロは一味に関心がなさそうに見えますが、その実一味の成長をよくわかっていて、安心して自分の「思うまま」に過ごせるようになったとも読めます。
仲が悪いように見えてサンジとの信頼関係もありますしね。
ゾロは副船長の呼び声が高い?バルトロメオ・談
バルトロメオというと「麦わらの一味ファン」として、読者さんからも「ファンの代弁者」と認められつつある(笑)存在です。
「麦わらの一味オタク」というか「マニア」というか、猛烈なファンですよね。
そのバルトロメオがゾロに出会った時に
「三刀流の剣豪! 常にルフィ先輩の右腕として 一味を支えてきた副船長の呼び声高き(俺の声)海賊」
と、言っています。
バルトロメオは麦わら大船団に入り、勝手に「子分盃」を受け取ったので、ルフィは認めていなくても「ルフィの子分」とし「麦わらの一味広報(笑)」として海を進んでいくことでしょう。
ワンピース世界でどのように麦わらの一味の話が広まっていくのか、ちょっと楽しみでもあります。
ワンピース:ゾロは麦わらの一味副船長になる?ルフィ船長の思いは?
ルフィは一味全員の役職には興味がないと思います。
ルフィの思いは
- オレが船長だ!
- ゾロは剣士
- ナミは航海士
- ウソップは嘘つき
- サンジはコック
- チョッパーは医者
- ロビンは仲間
- フランキーは船大工
- ブルックは音楽家
- ジンベエは仲間
こんな感じで、役職は今後もつかないのではないかと思います。
ルフィは過去に
「俺は剣術も使えねェんだコノヤロー!航海術も持ってねェし!料理もつくれねェし!ウソもつけねェ!おれは助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある!」
という名言を残しました。
このルフィの感覚は変わっていないと思うので、今後もこのままの麦わらの一味で進んでいきそうですね。
ワンピース:麦わらの一味の副船長になるのはゾロ?まとめ
尾田先生はSBSでゾロとサンジについて「ルフィにとっても大切な両翼を担う二人」と話されています。
それはそのままルフィの思いですので、麦わらの一味は副船長不在のままこの先も行くのではないでしょうか?
ゾロは今後覇王色の覇気を纏いますます強くなっていきそうです!
カイドウに傷をつけましたので、次は致命傷を与えるくらいの傷をつけることもできそうですよね。
この先ゾロが更に強くなるのを期待していきたいです!
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