ワンピースに出てくるクジラといえば、皆さん思い浮かべるのは双子岬でクロッカスと暮らしている「ラブーン」ではないでしょうか?
ラブーンは海賊の仲間である「ルンバー海賊団(元ブルックがいた)」と再会するために、レッドラインに頭をぶつけて傷だらけになっていましたね。
今はルフィとの約束を守りぶつけることはなくなり、頭の傷の上にはルフィの下手くそな海賊旗の絵が描かれてしまいましたが(笑)
ラブーンと別れルフィたちが冒険を続けたどり着いた魚人島ですが、魚人島を出発する時にアイランドクジラの群れに遭遇しています。
その中にはラブーンと同じ様な傷を頭につけているクジラがいました。
このクジラたちは尾田先生が張り巡らせた「伏線」と考えられます。
今回は「クジラたちの頭の傷の伏線」に迫ってみようと思います!
ワンピースのクジラ・ラブーンとブルック
クジラのラブーンとは?
まずはラブーンについておさらいしてみます。
ラブーンはグランドライン入り口の双子岬に、クロッカスと暮らしているクジラです。
ルフィたちがグランドラインに入って一番最初に出会った生物ですね。
ラブーンは元々、西の海の出身で迷子になっていたところを「ルンバー海賊団」に拾われ、そのままルンバー海賊団と行動を共にしています。
ルンバー海賊団には当時ブルックが所属していましたが、音楽好きなラブーンはブルックと特に仲良くなり、ペットではなく仲間だという意識を海賊団の誰もが持つようになります。
ですが、ルンバー海賊団はグランドラインの先に進まなければいけない、ラブーンを連れて行くのはラブーンの命ばかりではなく、海賊団の命をも危険に晒すことになってしまう。
「グランドラインを一周してかならずそこのレッドラインから帰ってくる」
と、固い約束をし海賊団とラブーンは別れます
しかしどれだけ待ってもルンバー海賊団は帰らず、クロッカスにより「ルンバー海賊団の全滅」を知らされると、ラブーンは大声で泣きレッドラインに頭をぶつけはじめました。
それは、仲間がこのレッドラインから帰ってくるんだという、仲間の死を認めたくないラブーンのけなげで悲しい行動でした。
ラブーンの傷はクロッカスにより治療されていましたが、ルフィの熱い思いがラブーンに伝わり自らレッドラインに頭をぶつける行為はなくなりました。
それでもラブーンはずっとルンバー海賊団の帰りを待っています。
ここで私は、ルンバー海賊団を待つと同時に、ルフィたち麦わらの一味が新しく「必ず帰ってくる」という約束をしてくれたことで、ラブーンは麦わらの一味の帰りを待ち、きっと帰ってくるであろうルフィと再会することで、伏線の回収となると思っていました。
思わぬ伏線の回収
ワンピースを読み続けラブーンの記憶が薄れてきた頃、ブルックが登場します。
変で愉快なガイコツですが、過去に自分の所属する海賊団が全滅し自分もその時に命を落としたとのこと。
「ヨミヨミの実」を食べていたため、蘇ることに成功したが、自分の体を探している間に肉体がガイコツになってしまい、ガイコツの体で復活してしまったという気の毒なブルックです。
しかしそれより何よりも、ブルックはあのラブーンが待つ海賊団「ルンバー海賊団」のメンバーだったと言うのです!
尾田先生やってくれますね!
もう私、大号泣でした!
自分で涙枯れたとか言っておきながらラブーンの事聞いた途端ガチ泣きするブルックのシーンホントすこ
骨だけになっても人間なんやなって… pic.twitter.com/P1it1QJPpN— 咲信 (@suteru193) May 12, 2020
これで解決!
ブルックが麦わらの一味に入り、グランドラインを制覇した時、ラブーンは「ルフィとの約束」と「ルンバー海賊団との約束」両方を果たされることになります。
その時のことを想像するだけで、胸が熱くなってしまいます。
まだ先のことはわからないと言うのに、ラブーンの伏線が回収され、麦わらの一味がグランドラインを制覇すると信じて決めてかかっている私にとって、「一件落着」と思っていました。
ワンピース:魚人島に現われたアイランドクジラの群れと伏線
アイランドクジラの群れにも傷のあるクジラがいる?
魚人島のルフィたちの前に、アイランドクジラの群れが現れます。
ラブーンより大きいと感じますが、ラブーンの仲間たちでしょうか?
このクジラたちの中には、ラブーンと似たような傷を頭に負っているクジラがいます。
他の理由で傷ついた可能性もありますが、やはり流れとしてはラブーンと同じくレッドラインにぶつけた傷ではないでしょうか?
あまりにも巨大なクジラの頭に傷をつけることが出来るのは、それよりはるかに大きいレッドラインと考えるのが自然でしょう。
96巻を読んだ後にこのシーン読むと
ビンクスの酒、クジラ
遠い昔からなにか特別な関係があるのかなぁと感じる
2人の王の内の1人が仮にルフィだとして、その歓喜の鳴き声ともとれるしね
アイランドクジラの群れに会うのは奇跡的ってロビンもいってたし、気になる pic.twitter.com/8ajuKmBlqv— Torao (@onep_312) May 16, 2020
どう考えても尾田先生が張り巡らせて伏線であると考えられます。
ファンとしては答えが出る前に考察したいものです。
アイランドクジラたちはレッドラインを壊そうとしている?
アイランドクジラたちの傷についての考察は、ネット上でもたくさん出ていますが、私は「アイランドクジラはレッドラインを壊そうとしている」
のではないかと思います。
私たちの世界のクジラも回遊しながら、海から海を渡り歩いて(泳いで)います。
アイランドクジラも元々は世界中を回遊していたのではないでしょうか?
何かの理由でレッドラインが作られ(空白の100年に関係しているでしょう)、そのことにより世界は分断されてしまった。
アイランドクジラたちはその時から、レッドラインを壊そうと頭を打ち付けているのではないでしょうか?
そう、アイランドクジラの「使命」のようなもの。
ロジャーの聞いた海王類の声
ロジャーは海王類のこんな声を聴いています(ワンピース単行本96巻)
「生まれるよ・・・!ぼく達の王が生まれるよ・・・」
「遠い海でも生まれるね・・・」
「2人の王がまた出会う日をクジラ達も喜んでいる」
クジラ!?
クジラも喜んでいる!?
今週のワンピース
ロジャーの話さすがに全部はここではやらんか。ジョイボーイが気になります
海王類達が言ってる2人の王は間違いなくルフィとシラホシでしょうね。
ワノ国の過去話に戻ったけど、正直もうどうでも良くなるなぁ#ワンピース#wj08 pic.twitter.com/QiWKhwb3y9— kanegon (@kanegon3173) January 22, 2020
海王類の王の1人はしらほし姫(ポセイドン)で間違いないでしょう。
もう1人の王については色んな説があると思いますが、2人の王が出会うことでクジラが喜ぶことが起きる可能性があるのです。
ワンピースでは全体的にレッドラインが邪魔です。
サンジの夢オールブルーも、レッドラインがなくなることで実現しそうです。
レッドラインがなければ、人は自由に世界を渡ることが出来ます。
レッドラインがなければ天竜人の住むマリージョアもなくなる(天竜人の支配も終わる)
などなど、レッドラインがなくなると都合の良いことが色々あります。
もちろん、アイランドクジラも元のように自由に世界を泳ぎ回ることが出来るでしょう。
↓こちらの記事もご参照ください↓
ワンピース:クジラたちの頭の傷は壮大な伏線!?ブルック以外にも伏線がある!?まとめ
ここまで、クジラたちの伏線について考察してきましたが、皆さんはどう考察されているでしょうか?
クジラたちは単にレッドラインを壊して自分たちが自由になりたい!
という理由だけではない、もっと世界を揺るがす何かも持っているのは間違いないですね。
ルフィたちがグランドラインを進む今後も、クジラたちが関わってくることでしょう。
アイランドクジラの使命が「レッドラインの破壊」だとすると、現在ラブーンは破壊をやめています。
それは、子供の時に迷子になってしまったラブーンは人間と過ごす期間が長く、アイランドクジラの使命についての知識が少ないから?
または使命感があったのだとしてもラブーンにとっては、ルフィとの約束の方が大切なのかもしれません。
考えるほどに想像は膨らんでしまいますが、今後のクジラたちの出番が楽しみでなりません。
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