ワンピースのエースは頂上戦争にて命を落としてしまいましたが、今でもエースの人気は高く隙あれば「死んでいないかもしれない」という説が流れる程です。
という私も「悪魔の実にこじつけよう」としてみたりと、「エースが生きているための考察」をしようと試みる1人でした。
ですが、尾田先生が「エース生存はない」と明言されてしまったので、尾田先生の心変わりを期待するしかない状況となってしまいました。
(エース生存説はこちら→ワンピース:エースは本当は生きてる!?エース生存説を徹底解説!! )
そんなエースですが、エースの左腕の刺青(タトゥー)「「AS(×)C(・)E」には、エースの義兄弟たちへの想いがたっぷり込められていることはご存知でしょうか?
有名な考察ですのでご存知の方も多いと思いますが、今一度まとめてみたいと思います!
ワンピース:エースの左腕のタトゥー(刺青)
エースのタトゥーが初お目見えしたのはワンピース単行本18巻です。
大阪駅で太った外国人がONE PIECEのエースが腕にエースっていうタトゥー入れてるのをマネて入れてるけどあなたが肩に入れるのはエースやなしにロースやろ!って思ったのはここだけの話。 pic.twitter.com/YYNxg6bnur
— RYOTA (@RM24_STi) April 17, 2014
左腕に「AS(×)C(・)E」とありますね。
エースの左腕にある「AS(×)C(・)E」はエースのスペル間違い?
エースの名前のスペルは「ACE」ですから、「ASCE」と間違えて入れてしまったので「S」に×を付けたのでは?と言われていました。
エースなら「やりかねない」と思いつつも、何か違和感がありましたよね。
エースのタトゥーが扉絵で「ACE」になっている
ワンピース単行本61巻596話の扉絵では、「エース・サボ・ルフィの3人が共に成長したのであればこんな感じ」というシーンが描かれています。
ワンピースの扉絵で三兄弟揃った時だけエースの肩のタトゥーのS✖️が消えていた。#ワンピース pic.twitter.com/2gpRz7QLbn
— ラフテル (@rafurafu_teru) January 17, 2017
59巻でエースが亡くなったばかりなので、成長した3人が一緒にいるというのは読者にとっても熱いものです。
ですが、このエースのタトゥーは「ACE」となっていて、本編のタトゥーと違うものになっています。
もしも3人が揃って海賊をしていたら、エースは「AS(×)C(・)E」と間違えることはなかったということでしょうか?
または間違えて「AS(×)C(・)E」と入れてしまうけれど、後で直すということなのでしょうか?
否!サボが死ぬことなく(死んでませんでしたが)3人で成長したなら、エースはただひとつ「ACE」と自分の名を刻んだということです!
エースのタトゥー「AS(×)C(・)E」はサボへの想い?
エースは幼少期、サボとルフィと盃を交わし「義兄弟」となりました。
エースは「世界の極悪人“海賊王ロジャー”の息子」、サボは「貴族の息子」、ルフィは「海軍大佐“ガープ”の孫であり革命軍総司令官“ドラゴン”の息子」というバラバラの生い立ちを持ちながらも、「海賊になり自由に生きる」という同じ目標を持っていました。
3人の絆はとても深く、そのまま3人は大きくなり海へと旅立っていくはずでしたが、サボは大人の身勝手により1人海に出て天竜人に撃たれてしまいます。
サボはこの時に死んだとされ、エースもルフィもサボは死んでしまったと思いながら生きてきましたが、ルフィの父ドラゴンによりサボは救われて生きていました。
しかし悲しいことに、サボが生きていたことをエースは知らないまま頂上決戦にてルフィの胸の中で死んでしまいました。
「AS(×)C(・)E」の「Sの×」は、サボのイニシャルであり「サボが死んでしまった」ことを表しているのでは?という意見も多くありました。
ですがこの説は少し疑問を持たざるを得ません。
- エースはルフィよりも先にサボと出会い、サボと2人で生きる時間が少し長かったとはいえ、サボだけを腕に刻むのか?
- サボを表しているのだとすると、「ACE」の名前の中に「S(サボ)」を入れるのはおかしい。
- 「C」の中にある「・」の意味は?
- エースはちょっと「おとぼけ」キャラではあるけれど、あまりにもおとぼけ過ぎであり尾田先生がそのような無意味なことはしないのでは?
というような理由からです。
(サボについてこちらもご覧ください→ワンピース:サボって本当は何者!?サボの正体を一挙解説!!
エースのタトゥーは元々「AS(×)・L」だった?
エースのタトゥーは元々「AS(×)・L」だったという説が飛び出し、本編では明らかにされていませんので、決定ではありませんが現在定着しています。
「A」はエース自身を表す。
「S(×)」はサボを表しますが、「×=死んだ」という意味ではなく「サボは海賊として海に出て自由を求めた勇敢な海の戦士」という意味です。
サボは海に出る時にエースへ手紙を残していますが、サボのマークとして「S(×)」とサボ自身が書いていますのでエースもサボの意志を刻み海に出るという意味でサボの海賊旗を採用したのだと思います。
「L」はルフィを表します。
「AS」と「L」の間に「・」が入る理由は、やはりサボの手紙の中にあり、エースとサボは長男でルフィは弟だと言っています。
https://twitter.com/neco40877472/status/1060454580964646914エースとサボはお互い優位をつけられない対等な立場であるということを認め合っているから、どっちが長男とか次男とかではないという意味と考えられますね。
ルフィは年下ということもありますが、この頃のルフィは「ゴムゴムの実」の力を上手に扱えていなくエースやサボと比べると明らかに弱かったですよね。
(ゴムゴムの実についてこちらもご参照ください→ワンピース:20年以上かけて、ゴムゴムの実の伏線が回収される!?徹底解説! )
エースとサボにとっては「守ってあげなければいけない弟」ということで、「AS=対等であるエースとサボ」「・=そして」「L=守らなければいけない弟のルフィ」と刻んだのではないでしょうか?
その後、ルフィが海に出て海賊になったことで、エースはルフィのことを「一人前の男」と認め「AS(×)C(・)E」と書き換えたのでしょう。
「L」は横棒二本追加するだけでEになりますので、エースの「誤字」などではなくよく考えられた話ですよね。
↓サボの優しさと男らしさがわかるこちらも是非↓
ワンピース:ルフィとエースの大事な義兄弟!元貴族・サボの熱い名言集!!
ワンピース:エースの背中のタトゥー(刺青)
エースの背中には「白ひげ海賊団」のマークが刻まれています。
エースの白ひげに対する思いが強烈にあらわれている証のひとつと言えるでしょう。
そのエースの背中のタトゥーは当初「卍」のデザインでしたが、途中から骨の十字に変更されています。
エースのタトゥー遍歴。 pic.twitter.com/06hbnpr2wW
— ONE PIECEが大好きな神木【❇︎スーパーカミキカンデ❇︎】 (@onepiece_kun) May 29, 2015
何かの伏線ではないか?とファンの間ではざわつきが起こりましたが、尾田先生より「お寺の地図記号に見えるので変更した」と発表がありました。
エースは尾田先生の想像を超える人気キャラとなり、影響力のとても大きい人物になったので変更されたのでしょう。
もうひとつ「大人の事情」的に考えられる理由とは、「卍」とはナチスのシンボルマーク「ハーケンクロイツ(鉤十字)」を連想させます。
こちらも尾田先生の想像を超える「世界のワンピース」になったため、訂正されたのではないかと思われます。
私たち日本人にとっては確かにお寺の地図記号で家紋でもあるというだけの感覚の人が多いですが、海外では特にその歴史に関係している国の方々にとっては私たちの想像を絶する嫌悪感を持つようです。
「世界に知れ渡るワンピースだからこその変更」という理由もあったのかもしれません。
ワンピース:エースのタトゥー(刺青)の意味とは!?義兄弟への熱い想いが込められている!?まとめ
エースのタトゥーの変化についてまとめましたが、ファンとしては何年たっても「エースの死」が悔やまれてしまいます。
サボは今世界会議で死んでしまったのではないか?と読者に思わせられているところです(詳細はこちらを→ワンピース!サボは本当にレヴェリーで死んでしまったのか?!真相考察! )
ルフィはもうエースやサボにただ守られているだけの存在ではなく、精神的にも肉体的にもとても強くなっています。
ですが今度はサボが「エースの想いをついで俺がルフィを守る」と思っているはずですので、サボ生存説を「信じている」というよりも「願っている」のです!
エースは「鬼の子」と呼ばれて、自身が「生きていいのか」と生きていることそのものに疑問を持った少年時代でしたが、悲しいことに「生きていい」とわかった途端に死んでしまいました。
サボとルフィが今度はエースの想いを受け継いで、自由な海賊として生きていくのだと思います!
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