我妻善逸といえば、「鬼滅の刃」に登場し、主人公の炭治郎とは鬼殺隊の同期です。
我妻善逸は、隊士となる前、当時好きだった女の子に騙されて多額の借金を背負うこととなります。
借金は師匠が肩代わりしてくれた過去があり、それゆえにその師匠の修行をなんとか耐えていました。
その師匠は育手という鬼殺隊になる人を育てるという役割があります。
そして善逸には修行を共にした兄弟子がいたのです。
しかし、その兄弟子は因縁相手として再開することとなります。
因縁相手となってしまった兄弟子とは一体誰なのでしょうか?
鬼滅の刃の我妻善逸の兄弟子:獪岳(かいがく)について
名前は獪岳。
善逸の兄弟子です。
獪岳は善逸と同じ師匠と修行をし、「雷の呼吸」を学んでいました。
雷の呼吸は壱(いち)ノ型から陸(ろく)ノ型まであります。
でずが、善逸が使えるのは雷の呼吸・壱ノ型だけ、そして獪岳は壱ノ型以外しか使えません。
我妻善逸の兄弟子である獪岳(かいがく)は不満を持っていた
修行に勤しむ努力家だった獪岳は、出来が悪いのにも関わらず、師匠に同じように扱われている善逸のことが嫌いでした。
そして善逸に対し、「先生の時間の無駄」だといって雷の呼吸の習得を諦めさせようとします。
なぜ師匠は出来が悪い善逸を可愛がるのか。
そんな想いを胸に秘め、とにかく獪岳は善逸と師匠との関係が面白くなかったのでしょう。
実際には師匠は善逸を贔屓はしておらず、自分にはできない壱ノ型を使える善逸に対する妬みから獪岳が思い込んだのだと思います。
獪岳の思いに反し、善逸は努力家である獪岳を尊敬していました。
獪岳だけが善逸と師匠のことで悩み苦しみ、自分を必要以上に追い込んでいきます。
もしも、獪岳・善逸・師匠で心の底から本音をぶつけて話し合っていれば、3人の未来は変わっていたかもしれません。
善逸と鬼になった獪岳(かいがく)が再会をするも引けない戦いへ
一方的な感情を抱いていた獪岳と善逸。
2人は再会をしますが、それはかつてのような兄弟子・弟弟子との関係では言い表せないものでした。
それは兄弟子・獪岳が倒すべき敵である鬼になっていたのです。
それも鬼舞辻無惨の直属の配下である十二鬼月の1人、上弦の陸となっていました。
>>十二鬼月とは?
善逸の兄弟子である獪岳はどうして鬼へと変わり果てたのか
ここでとても気になるのは、獪岳は鬼へと変わってしまったのかということです。
今までも、常に強さを求め努力していた獪岳は、生きてさえいればいつかは勝てると考えていました。
ですが獪岳はある日、鬼と遭遇して死にそうになり、その鬼に命乞いをする形で自身が鬼になり、なんとか生き続けようとしたのです。
強さを求め続けたことによりしてしまったこの選択。
しかし、鬼にならなければ獪岳は死んでいました。
獪岳はこの時すでに鬼殺隊の隊員でしたが、まだ悔いのない生き方ができていなかったために、死ぬことができなかったのでしょう。
獪岳が鬼になってしまったことで、鬼殺隊の裏切り者となり、師匠は弟子の罪を償うため切腹し、その人生を終えました。
善逸と獪岳(かいがく)の戦いの結末
2人が師匠のもとで修行を積み重ねていた当時から、何かと善逸を妬み、さまざまな文句を言っていた獪岳。
お互い雷の呼吸を使いながら一歩も譲れない戦いが始まります。
善逸にとって、自分を見込んで色々教えてくれた師匠を失う原因となった相手。
尊敬していた兄弟子ではありますが、師匠のためにも、獪岳を倒す以外に方法はありません。
善逸との戦いの際、獪岳は長く生きている鬼の中で特に日が浅く、まだ血鬼術を使いこなせていませんでした。
実際獪岳の血鬼術完成しちゃったら本当あかんよな pic.twitter.com/gKl2sgYnTv
— さすに (@SSRAPSHOT) January 12, 2020
そんなまだ鬼として未熟である獪岳を善逸は自身が編み出した「雷の呼吸 漆(しち)ノ型・火雷神」によって倒すのです。
この漆ノ型を見て、死ぬ間際でも師匠が贔屓して教えたのだと勘違いする獪岳。
最後の最後までこのような思い込みをしており、どこでこうなってしまったのか、別の未来はなかったのかと考えるととても悲しいです。
この弟子同士のの戦いは、思いの強さで勝った善逸が勝利を収めたのでした。
善逸の兄弟子に関するまとめ
獪岳と善逸の2人の関係は最後まで交わることはありませんでした。
師匠が2人を後継者に、と望んでいただけにとても悲しいです。
獪岳・善逸・師匠の3人で笑顔で他愛もない話で話せる時があったのなら3人ともきっと幸せになっていたのに…と思わずにはいられません。
コメント
コメント一覧 (3件)
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[…] 上弦の鬼である獪岳(かいがく)は桑島慈悟郎が育てた弟子です。 […]
[…] 我妻善逸の変顔は、漫画でも十分伝わってきます。 […]